谷口 俊治
たにぐち しゅんじ
教授
メディア行動学、交通心理学、心理統計学
近年のメディアは、スマートフォンの急速な普及に象徴されるように、革新的な技術進歩の渦中にあります。いったいどこまで進化していくのでしょうか。次から次に出てくる新しいシステムや製品はたしかに魅力的です。でもちょっと待ってください。ひょっとすると、私たちはそうしたものに振り回されているのではないでしょうか?たしかに、技術進歩による「簡単、高速、大量、高精度」といったことは利点です。でもそれはあくまで、人間が主体である限りにおいて言えることです。最新の情報機器を通して土足で私たちの中に流れ込んでくる情報に翻弄されることがないよう、それをうまくかわし、必要なものだけを取捨選択し、それを使いこなすことが必要ではないでしょうか。
核心的な問題は、「リアルな社会性の弱さ」です。「人は人によって人となる」のが人間らしさです。現実世界の生身の他者との関わりを軽んじては、人間のより深い「しあわせ」をつかむことはできないでしょう。そろそろ、テレビ、ネット、携帯、ゲームに毒されたメディアオタクを脱し、それらを使いこなせる「人間らしさ」を取り戻すべく、一緒にあがいてみませんか。
1. メディア環境の変化が人間に及ぼす影響の検討
インターネット、スマートフォン、ゲームに象徴される情報通信科学技術の急速な進歩が人間に及ぼす様々な影響を、人間の感覚、知覚、認知等の情報処理特性の視点から分析する。
2. 映像メディアによる効果的教育方法の検討
交通安全教育などを題材にして、映像による効果的教育方法を模索する。特に、視聴者が映像をどのように評価しているかを明らかにし、それに基づいて、教育効果の高い映像シナリオ、演出、表現技法などの特性を明らかにする。
日本心理学会、日本交通心理学会、日本応用心理学会、ITSジャパン、International Association of Applied Psychology、ICTCT(International Co-operation on Theories and Concepts in Traffic Safety)
https://success.sugiyama-u.ac.jp/teacher/index.php?tid=s1988007
科目名 | 学年 |
---|---|
データ解析入門 | 1 |
メディア心理学 | 1 |
文化情報論 | 1 |
データ解析論 | 2 |
データ収集法 | 2 |
基幹演習 | 2 |
データ解析技法 | 3 |
メディア応用心理学 | 3 |
卒業研究指導1 | 3 |
展開演習2 | 3 |
卒業研究 | 4 |
卒業研究指導2 | 4 |