従来は、放送、新聞、出版などがメディアの主流でした。しかし現代においては、従来のメディアに加えて、情報通信技術の急速な発展により、インターネットや携帯電話など、さまざまなメディア機器が普及。マスメディアからパーソナルメディアに至るまで、多様なメディアが私たちを取り巻くようになりました。さらにそのメディアは、単に種類が増えたばかりでなく、ネット新聞、電子書籍といったように、相互に融合の道を模索しつつあり、日進月歩のスピードで変化しています。メディア情報学科では、これらのメディアに関わる人間の行動、あるいはそこでやりとりされる情報が人間に与える影響を把握し、解明することが今後の社会では必要になってくると捉え、その要請に応える人材の育成をめざしています。人がメディアにどのように触れているかの実態を調べたり、メディアを通した他者とのコミュニケーション過程を心理学的手法によっても探求。また、情報の基本となる言語能力を高めて、メディアに流れる言葉の特徴や問題点についても考えていきます。