日本文化を中心に、他の文化との比較も視野に入れ、芸能・図書・物質文化など、文化の具体的な諸相やアーカイブ化(記録の保存・活用)について学ぶ領域です。生活の中で「文化を使いこなす」能力を身に付けます。
現代は、文化に関する研究・教育の中でも、コンピュータやネットワーク、データベースの活用などが欠かせません。この授業では、美術館の収蔵品や文化遺産をデジタル情報として保存し継承していくデジタルアーカイブについて学びます。伝統芸能、図書館などを専門とする教員が、オムニバス形式で講義を担当。たとえば能楽に関する映像や音源情報のデジタル化、また、それらの記録を分析するなど、デジタル化された情報の活用方法を身につけ、文化に対する理解を深めます。
アジア諸国などの地域社会への理解と多文化共生社会において必要とされる教養を身に付け、アジア諸国との架け橋を考える領域です。観光・旅行・ホテル業界での活躍を視野に入れた観光関連の科目も多数開講します。
観光は、今もっとも期待されている成長産業の一つ。エコ・ツーリズム、農業体験、医療観光など、多用な分野で観光の可能性が注目されています。こうした「新しい観光」を理解するには、観光客のニーズだけではなく、観光地に及ぼす負の影響や文化摩擦の問題など、幅広い視点が必要です。この講義では、各国の観光地の歴史や最新の事例を紹介しながら、さまざまな人が移動し交流し合うグローバル化社会の実態を、身近な観光というテーマを通して理解する力を身に付けます。
今、世界中がアジアに注目。その意味で、私たちは時代の当事者と言えます。この授業では、韓国、中国、インド、ASEAN諸国など、アジア諸地域の文化的動態や観光、サブカルチャーにも着目し、グローバリゼーションと地域文化の関係を具体的に考察します。教科書のほか、新聞記事や論文のコピーなど時事的な資料も数多く触れ、社会問題に対する洞察力や異なる物の見方に対する理解力、そして世の中の出来事に対する当事者意識を養います。
語学の修得だけではなく、海外の生活様式や価値観、一般常識を学び、異文化理解を深めます。観光業界をめざす学生にも役立ちます。
個人と女性のライフコースを軸に、企業、行政、地域コミュニティなどでの仕事や生活について考える領域です。まちづくりと住民の具体的な関わりや、企業や行政の仕組みなど、個人と組織の関係についても幅広く学びます。
地域の課題には、平等で公平な行政のあり方や、税金を用いるだけでは解決できない多様な二―ズが生まれています。それらの解決には、自分たちのまちは自分たち住民が良くするという考えが必要です。この授業では、まちづくりの先進事例を紹介するとともに、名古屋市を中心にまちづくりの現場を視察。自分の住むまちや地域の実情を知ることで、その良さを発見して、まちづくり活動に参加するきっかけを育みます。
タイムリーに情報を捉え、的確に問題解決へ結び付けるとともに、新しい情報社会をデザインするための領域です。情報社会を支える情報通信ネットワーク技術の基礎となる知識や実践力を習得していきます。
私たちが目にするあらゆるものにコンピュータグラフィックス(CG)が使用され、CGを作成するためのアプリケーションソフトも数多くあります。CGは、さまざまなツール・装置などを使って作成された画像・映像であり、それらを作成する技術です。この授業では、三次元グラフィックスの基本的な概念や基礎知識を学ぶとともに、Web3Dの記述言語や3DCGアプリケーションを利用して三次元画像や図形を形成する技術を習得。アニメーションも表現できるようになります。
インターネットや携帯電話は、いまや日常生活に欠かせないものになりました。この授業では、単に知識の習得ではなく、「どうして」、「なぜ」の観点から通信ネットワークの構造や機能、行政、規格の標準化など、背景も含めて学びます。固定電話網との違いを考えながら、携帯電話がどうして「いつでも、どこでも、だれとでも」通信できるのか、インターネットはどのようにして世界の果てにある情報にアクセスできるのかなど、根本原理から理解を深めます。
昨今の急速な情報化社会の発展により、接する機会が増えているさまざまな情報家電や情報機器。それらのすべてにコンピュータが内蔵され、プログラムが使用されています。いまやプログラミングは、私たちの暮らしと切っても切れない関係になりました。この講義では、実際にコンピュータを操作しながら、プログラミングの基礎的な知識と作成能力や問題解決力を身につけ、コンピュータにできることとできないことを体得していきます。
本業をもちながら、第二の活動をする「パラレルキャリア」を実践する植田粋美氏をゲストに迎え、特別授業を開催。ご自身の働き方や仕事内容をはじめ、学外でのコミュニティ活動に参加することの重要性をお話しいただきました。理想のキャリアやその実現に向けて今やるべきことと向き合うきっかけになりました。